[Web Experimentation]OptimizelyXの設定

Metric(目標)の設定

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OptimizelyXでのMetric(目標)作成

 Metric(メトリック・目標)は、訪問者の行動を定量的に計測する評価する指針です。A/Bテストの結果、訪問者の行動がどのように変わったのかを計測します。Experiment(実験)が成功したのか、失敗したのか、もしくは成功・失敗が統計的に判断ができないなども、メトリックは計測します。

メトリックはイベントから作成されます。クリック、ページビュー、フォーム提出、購入、スクロールの深さなどの行動を直接的にトラッキングします。

イベントを作成し、Experimentやパーソナライズキャンペーンを追加した後は、メトリックとしてどのように表示されるのかを設定できます。メトリックの簡単な例としては、「訪問者当たりの『カートに追加』ボタンクリックのユニークCVの増加」が挙げられます。この場合、イベントはボタンのクリックをトラッキングする、単純な設定をするだけで実現できます。

Optimizelyで実験を行う場合、最低でもひとつはメトリックを設定する必要があります。とは言え、メトリックはいつでも追加・修正できますのでご安心ください。また、Result Page(結果)画面で、Experimentに設けたメトリックを確認できます。

 

Metric(目標)の作成

 Optimizely独自のプラットフォームを駆使し、コーディングをせずにメトリックの作成・追加ができます。その際に、Experimentやキャンペーンの結果を計測・レポーティングする方法を、簡単なパラメーターを使って設定できます。これらのパラメーターには、成功・失敗の方向、計測する項目(numerator)、そしてどの程度計測するのか(denominator)も含まれます。

 

注:あなたのアカウントの役割が、A/Bテストやキャンペーンの作成と編集だけの場合(管理者・編集者・プロジェクトオーナー)は、Optimizely上ではメトリックの作成しかできません。詳細については、コラボレーター権限についての記事又は資料をご覧ください。

 

メトリックの作成は、以下の手順で行えます。

1.左メニュー[Experiment]から[Create New]をクリックしてください。

 

2.作成したページをクリックし、左側にあるメニューの中から[Metric]をクリックします。その後、eventsの中から選択します。

※最も上に設定されているメトリックをprimaryメトリックと呼び、Optimizelyの計測で最も重要視する指標となります。

 

3.以下画像にある①メトリクス名,②勝敗方向,③計算方法,④分母設定,⑤イベントを設定してください。

 

 Optimizelyは、以前作成したメトリックだけでなく、"total value"と呼ばれるフレキシブルなnumerator(計算方法)設定も使用できます。もしどのメトリックを選択したらいいかわからない場合は、この記事にある「メトリックタイプそれぞれの使用時期」をご覧ください。

 

注:total revenueやtotal valueをnumeratorとして使用する場合、上記ステップに追加して行っていただく工程がございます。total revenueとtotal valueでは追加で実行するステップは異なりますので、以下のセクションをご覧ください。

 

以上の手順(場合によっては追加で必要な手順)を全て完了したら、Experiment開始後にResult page(結果)画面で新しいメトリックを追加できます。

 

追加のステップ(total revenueの場合)

numerator設定で"total revenue"を使用する場合、JavaScriptを追加する必要があります。以下のコードを追加した後は、"revenue"タグを使って保存してください。

"eventName"パラメーターが必要になります。任意の名前を付けてください。(例えば、イベントをトラッキングして「購入」と名前を付けたい場合は、上記コードの"trackRevenue"が書いてある場所に、"purchases"と打ち込んでください。)

"valueInCents"は、購入量を表しています。この値が、整数としてOptimizelyに読み込まれることは非常に重要なことです。Optimizelyは、端数を無視して計算します。そのため、ウェブサイトで利益を計算して99.9999999のような値になった場合、99.99か100と数値を切り上げてください。

 

追加のステップ(total valueの場合)

numerator設定に"total value"を使用する場合はも、Javaスクリプトを追加する必要があります。一度コードを追加した後は、"value"タグで保存してください。

・OptimizelyX Webを使用している場合は、イベントトラッキングAPIを呼び出すための、サイトにスニペットコードを追加してください。

 

メトリックの編集

 メトリックを編集する場合は、メトリック画面の[Edit]ボタンをクリックしてください。

ここから、以下のようなメトリックビルダーで、メトリックの名前・勝ち負けのディレクションやnumeratorを設定できます。

最後にSaveボタンをクリックして完了です。

注:実行中のExperimentやキャンペーンのメトリックを編集する場合は注意が必要です。同テスト・キャンペーン中の他のメトリックの統計的意義が変わってしまう可能性があるからです。

 

メトリックのオプション

 

・Winning direction(勝敗方向)設定

 あらゆるテストやキャンペーンで、メトリックが増加しているのを期待していると思います。しかし、不払い割合やキャンセルボタンCV、カートの放棄などのネガティブなメトリックは、数値が低いほうが望ましいです。こちらの設定をしていただくと、低くあるべきものは低い方が、良いものとして結果画面を参照できます。

・Numerators(計算方法)設定

Numeratorsには、以下の項目が存在します。

Unique conversions:少なくとも1コンバージョンした訪問者の数

Total conversions:コンバージョンのトータル数(1人で2回コンバージョンした場合は、2回のカウントになります)

Bounce Rate:見たページ・離脱前に見ていたページが最初のページだけの場合の総数

Exit Rate:見たページ・離脱前に見ていたページが最後のページだけの場合の総数

Total revenue:生み出された総利益(このメトリックを使用する際には、レベニュートラッキングを設定しておく必要があります)

Total value:数値で表せるバリューの合計

・Denominators(分母)設定

全てのnumeratorにdnominatorが機能するわけではありません。

 


注:通常のA/Bテストでは、多くのバリエーションやメトリックを設定したときは、そのうちの間違った結果をもたらす可能性が非常に高いです。OptimizelyXのStatsエンジンは、こういった問題に対処し、間違った意思決定・ポジティブな結果集計を減らすために"false discovery rate control"を使用しています。

 

メトリックタイプそれぞれの使用時期

・Unique conversions

このメトリックは、コンバージョンした訪問者の数をトラッキングします。コンバージョンした訪問者はクリックの回数に関係なく、一度だけカウントされます。

この設定は、以下のコンバージョンを計測したい場合に最適です。

  1. デモの依頼
  2. ニュースレター登録
  3. ホワイトペーパーダウンロード
  4. イベント登録

・Total conversions

このメトリックは、コンバージョンの合計数をトラッキングします。上記のUnique conversionsは最初の一度だけしかカウントしませんが、Total conversionsでは、その訪問者の以前の行動に関係なく、カウントすべきコンバージョンを行うたびにカウントします。

この設定は、以下のコンバージョンを計測したい場合に最適です。

  1. 総購入回数
  2. 総アップセル回数
  3. 総ビデオビュー数

・Bounce Rate(Beta)

バウンス(直帰)とは、訪問者がサイトの1ページのみを閲覧することです。訪問者が最初のページからさらに回遊した場合は、バウンスにカウントしません。

最初のページがどれだけ見られているかをカウントしたい場合や、ページのトータルバウンスを知りたい場合は、このメトリックをご使用ください。

・Exit Rate(Beta)

一般的に、離脱とは訪問者がサイトを離れることを指します。メトリックでは、訪問者が見ていた最後のページから離脱することを指します。Optimizelyは、ページから離脱した総数を、ページに訪れた総数で割ったページ離脱率を計測します。

・Total revenue

名称の通り、total revenueは、イベントでの訪問者が起こしたアクションで生み出された利益の総合計値をトラッキングします。

  1. 訪問者一人当たりの売上
  2. 平均単価
  3. 訪問当たりの売上
  4. 顧客の生涯価値

 

・Total value

 このメトリックを使用することで、上述したようなバウンス、離脱、コンバージョンや利益などの訪問者アクションを定量化することができます。このメトリックをnumeratorで選択し、簡単なコードを作成することで、訪問者のあらゆるアクションを元に、バリエーションページのパフォーマンスをトラッキングできます。

注:revenue系のメトリックと違い、固定小数点方式を使用します。例えば、$72.81は7281か72.81として計上します。金銭価値をトラッキングする場合は、エラーを防ぐためにrevenue系のメトリックを使用することをお勧めします。

 

 

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舟木千皓

2017年11月より、株式会社ギャプライズにインターン生として入社。Optimizelyをはじめとする、ウェブ改善・CV向上マーケティングツール普及に従事。最適な企業に最適なソリューションを提供できるよう、インサイドセールスに奮闘中。

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