Optimizelyの事例

The Guardian|Optimizely正規代理店ギャプライズ

作成者: 株式会社ギャプライズ(Optimizely)|Feb 24, 2022 5:32:20 AM

Guardian は、世界で 3 番目に購読されている新聞であり、600 万人を超える週間購読者がいます。

この新聞の強みは、「デジタルファースト」の取り組みとデータ駆動型 の文化にあります。ガーディアンは、2012 年初期から Optimizely を使用してテスト を行っており、オンラインの読者数を増やしています。

Guardian が頻繁に最適化する資産の 1 つに、Soulmates というオンラインデートサイトがあります。 Soulmates は 2004 年に起ち上げられ、月間有料購読(他のメンバーとの交流が可能になる)によって収益化しました。

目次

1.課題
2.仮説
3.実験と結果
 

課題

デートサイトである Soulmates の第 1 目標は、訪問者を有料購読者に変換することです。

トラフィックの大多数を、Guardian の新聞に掲載される広告から直接誘導します。

Kerstin はクリックスルーの総数という点ではこれらの広告で良いパフォーマンスが得られていると感じたものの、訪問者の大多数が購読者になっていないことに気が付きました。

Kerstin は、サイトにどんな変更を加えればより多くの訪問者を Soulmates のデートサービスの購読者にできるか学びたいと思いました。

それで、ユーザーリサーチからの質的データと A/B テストからの量的データを組み合わせて情報を収集することにしました。

仮説

Kerstin は UX チームと密接に働き、頻繁にユーザーリサーチを利用して A/B テストの仮説をたてま した。

リサーチから得られた洞察に基づいて、Kerstin は、ある仮説をたてました。

それは、プロファイルの幅を広げ、既存のユーザーに関する情報を増やすなど、より多くの情報を提供することに よって購読を増やすことができるという仮説です。

Kerstin はこの手法を「ピープルファースト」戦略と名付けました。Optimizely を使用して、いくつかの実験を考案し、テストしました。

実験と結果

Kerstin は、Soulmates のメインエントリーポイントの 1 つから始めることにしました。

Guardian の ウェブサイト上の広告をクリックスルーして入るランディングページからの訪問者です。

広告には、さまざまな Soulmates ユーザーの写真を入れます。訪問者が写真をクリックすると、ランディ ングページにリダイレクトされ、ユーザーのプロフィールや「本日入会無料」という call-toaction(CTA) が表示されます。

Kerstin は、現在のランディングページは初めての訪問者にとっては分かりにくいのでは、と思いました。

それで、Optimizely を使用して、そのランディングページに対して「ピープルファースト」 戦略をテストし、ユーザーが選択できるオプションを増やし、情報の幅を広げました。バリエーションのランディングページでも、広告に写真を載せますが、年齢層と性別が同じいくつかの類似したプロフィールも掲載するようにしました。

バリエーションのページには、検索機能付きで、顧客のお勧めの声を載せたサイドバーも表示するようにしました。

元のランディングページには、ユーザーのプロフィールが表示され、大きな黄色の call-to-action ボックスがページの中心に表示されていました。バリエーションでは、ユーザーのプロフィール、類似のプロフィール、検索機能、ユーザーのお勧めの声が表示され、サイト訪問者が選択できるオプションが増えています。

結果的に検索機能やユーザーのお勧めの声、関連するプロフィールが含まれたバリエーションのランディングページでは、コンバージョン率が 46% 以上向上しました。

CVRに直結する
ABテストアイデアを出すための5つの方法

ABテストをやりたいけど、効果的なテストアイデアが出てこないというお悩みはありませんか?

  • スピーディーかつ効果的にテスト案を蓄積する方法
  • ◯◯を活用した仮説設計トレーニング手法
  • 実録・ABテスト改善事例

など効果的なアイデアを創出するための具体的手法から改善実例までご紹介しています。効果的なABテストの実現に是非ご活用ください。