イベントとは、OptimizelyキャンペーンやExperiment(実験)における訪問者の行動を指します。例えば、どのボタンをクリックしたかや、どのページを訪問したかなどです。
イベントは、訪問者が訪れるページに存在しています。例えば、ホームページ上にある購入ボタンのクリックをトラッキングするクリックイベントを設定するかもしれません。もしくは、チェックアウトフローを通して、収益をトラッキングするカスタムイベントを設定するかもしれません。
一度設定したイベントは何度でも再利用できますので、追加で実行するExperimentやキャンペーン全てに、再利用できます。
OptimizelyXでは、以下3種類のイベントを設定できます。
イベントは、ページのようにそれぞれのプロジェクトに紐づき、その中で制限されます。つまり、1つのプロジェクト内でしかイベントの管理ができません。
キャンペーンやExperimentにイベントを追加した後は、「メトリック/Metric(目標)」と呼びます。メトリックは、Results page内にあり、Experimentやパーソナライズのキャンペーンで作成したバリエーションの変化に基づいた、訪問者の行動の差異を認識します。それにより、行ったの施策の評価ができるのです。
イベントは常に実行されています。つまり、設定が完了した瞬間にデータのトラッキングが始まります。そのため、実行中のExperimentにメトリックが追加された場合は、イベントのデータは遡及的に追加されます。
時折、異なるオリジナル(※)を跨いでイベントをトラッキングしたいと思うかもしれません。例えば、「http://shop.example.com」と「http://example.com」内での訪問者の行動を調査するメトリックを設けたいと思う場合などです。こういった場合はオリジナルが異なるので、スニペット内で"cross-origin targeting"を実行する必要があります。それをしなければ、Results page内でcross-originメトリックのデータは一切手に入りません。
※オリジナル:サイトの特定のホスト名、プロトコル、およびポートの組み合わせです。
パーソナライゼーションでも、キャンペーンをターゲットしたり、パーソナライズ化されたテストを運用するために、イベントを用いましょう。
イベントは常に実行中です。イベントは、キャンペーンを作成・現存のキャンペーンと結び付けない限り、訪問者の情報を集め続けます。OptimizelyXでパーソナライゼーションを行うにあたり、非常に有効です。
仮にパーソナライゼーションを実行する場合、常時実行中のイベントは、行動に基づいたオーディエンスの設定にも利用できます。例えば、「直近30日以内で2回以上検索した人」などのように、特定期間内で特定の行動を行ったサイト訪問者をターゲットとすることができます。加えて、タグを使用することで、さらに深く、特定の行動をしたユーザーに絞ってパーソナライズできます。