分析の統合の概要

デフォルトでは、すべてのプロジェクトの統合がオフになっています。オンにするには、ホームページの [統合] タブに移動し、統合を選択して、[オフ] ボタンを [オン] に切り替えます。

統合を選択して、[オフ] ボタンを [オン] に切り替え

一部の統合では、実験ごとに個別の設定が必要です。たとえば、実験のサブセットで統合を有効にしたり、各実験で異なる設定を使用したりする場合があります。この場合、Optimizely エディターに移動し、[オプション] > [統合] をクリックします。
統合を有効にすると、特定の実験で各バリエーションが滞在時間や直帰率などの一般的な指標にどのように影響するかを確認できるように、Optimizely で対象のプラットフォームにデータを送信することができます。

注:
利用可能な統合はプランタイプによって異なります。

目次

1.OPTIMIZELY と分析プラットフォーム間のデータの比較
2.ADOBE ANALYTICS(OMNITURE SITECATALYST)
3.AT INTERNET 分析
4.GOOGLE ANALYTICS
5.KISSMETRICS
6.MIXPANEL
7.BIZIBLE
8.セグメント
9.任意の別の分析プラットフォーム
  

OPTIMIZELY と分析プラットフォーム間のデータの比較

Optimizely と分析プラットフォームの情報収集は異なる場合があります。Optimizelyと一般的な分析プラットフォームは、それぞれ異なる情報を提供するために最適化されています。そのため、統合されている場合でも、2 つのプラットフォーム間のデータに差異が生じる可能性があります。

たとえば、[今すぐ表示] ボタンのクリックを追跡する場合、同じ 1 人の訪問者がこのボタンを 10 回クリックしても、Optimizely では 1 コンバージョンとしてカウントされます。Optimizely で訪問者がこのようにカウントされる理由は、Optimizely では 1人の訪問者の行動の観点からデータが分析されるためです。これに対して分析プラットフォームでは、これは 10 コンバージョンとカウントされる場合があります。これは、Optimizely と分析プラットフォームは、それぞれの目的のためにデータを異なる方法で詳細に分析する必要があるためです。

Optimizely と分析プラットフォームの統合は、すでに収集した分析のコンテキストで実験データを表示するために役立ちます。これにより、数が同じ方向の傾向にあるかどうかについてより深い知見を得ることができます。

GA の数と Optimizely の結果間の差異の主な理由は、「訪問者」をカウントする方法にあります。

  • たとえば、Google Analytics ではセッションベースのトラッキングコールが使用されます。これは、一定期間に 1 人の訪問者によって複数の訪問がトリガーされることを意味します。
  • これに対し、Optimizely では 10 年の Cookie が使用されており、固有のユーザーがカウントされます。
  • Google のセッションの詳細については、この問題に関する Google のサポート記事を確認してください。

Google AnalyticsとOptimizelyの「訪問者」をカウントする方法の差異

ADOBE ANALYTICS(OMNITURE SITECATALYST)

Adobe Analytics(Omniture SiteCatalyst)統合では、小さいコードのブロックをページ上の SC 実装に追加する必要があります。これを有効にすると、Optimizely の実験およびバリエーションによる SC データ分割を確認できます。

Adobe Analytics(Omniture SiteCatalyst)統合確認画面

Optimizely がデータの送信に使用できる prop または eVar を選択する必要があります。両方を選択する必要はありませんが、1 つは必須です。

AT INTERNET 分析

AT Internet 統合を有効にするには、プロジェクトレベルで 2 つの情報を指定する必要があります。この情報は、エディターにロードされたページで AT Internet タグが見つかった場合、Optimizely によって自動入力が試行されます。

AT Internet 統合を有効にする

  • アカウント数 - ページのタグに使用されている AT Internet アカウントの数です(ログコールの s クエリーパラメーター)。
  • ログサーバー URL - これは、ログコールを送信するためにユーザーのアカウントを設定する URL の基本です。

GOOGLE ANALYTICS

Universal Analytics または Classic Analytics のいずれかの Google Analytics(GA)統合を有効にすることができます。

Universal Analytics と Classic Analytics では、ディメンション/スロット番号およびカスタムトラッカーを選択することができます。

Google Analytics(GA)統合を有効にする

スロット番号/ディメンション - 既存の GA 統合の別の実験またはカスタム変数で現在使用されていないディメンション(Universal Analytics)またはスロット番号(Classic Analytics)を選択します。これは、GA で Optimizely の実験を検索するために使用するカスタム変数キーです。

カスタムトラッカー - ページでカスタムトラッカーを定義する場合にのみ使用します。カスタムトラッカーについて自信がない場合は、空白のままにします。

KISSMETRICS

KISSmetrics はプロジェクト全体に対して有効になるため、1 つの実験で有効にすると、そのプロジェクトのすべての実験に影響します。KM 統合を有効にする場合は、このことに注意してください。

KISSmetrics統合を有効にする

MIXPANEL

Mixpanel 統合を有効にするには、既存のアカウントおよび Mixpanel js ファイルに対する小さい変更が必要です。

Mixpanel 統合を有効にする

BIZIBLE

Optimizely と Bizible を統合すると、Salesforce で Optimizely の実験情報にアクセスできます。Bizible は、企業が Salesforce で個々の顧客までたどってマーケティング活動を追跡する場合に役立ち、この統合によって次のことができます。

  • 見込みのあるコンバージョン率をバリエーション別に確認できます。
  • デバイスタイプ、場所、またはマーケティングソースごとのバリエーション収益など、他の Salesforce および Bizible のフィールドでの複雑なレポートの実行。
  • コンタクトがページのどのバージョンを表示したかを分析します。これは、価格設定をテストする場合に役立つ可能性があります。

Bizible の顧客の皆様は、この統合を有効にする方法について Bizible にお問い合わせください。

BIZIBLE統合を有効にする

セグメント

セグメントを使用して分析の統合を管理する場合、Optimizely で直接イベントを追跡し、Mixpanel や KISSmetrics などのイベント追跡ソフトウェアにバリエーションを記録できます。

現在、セグメントをホームページの [統合] タブで有効にすることはできません。通常、Optimizely スニペットを実装してから、セグメントの追跡方法を使用して、カス タムイベントを直接 Optimizely に追跡する必要があります。追跡では、イベントの名前および記録が必要なイベントのオプションプロパティが記録されます。セグメント を使用してカスタムイベントを設定する方法の詳細については、セグメントのチュー トリアルを参照してください。

任意の別の分析プラットフォーム

Optimizely を別の分析プラットフォーム(Webtrends など)または社内データベース と統合する場合、Optimizely では、現在の訪問者に対して選択されているバリエーシ ョンを確認するための JavaScript API が表示されます。

訪問者に表示されているバリエーションを確認する方法を示します。JavaScript コー ドで、次のオブジェクトにアクセスします。

optimizely.variationMap

optimizely.variationNamesMap

optimizely.variationMap

このオブジェクトは、指定されたページでアクティブな各実験 ID を現在実行中のバ リエーションにマップします。実験の実験 ID を見つけるには、実験の編集中に Optimizely エディター の URL を確認してください。次のような URL が表示されます。

https://optimizely.appspot.com/edit#experiment_id=123456

この実験がアクティブであるページの javascript レイヤーで、次のような現在のバリエーションインデックスにアクセスすることができます。

var experimentId = 123456;

var variationIndex = -1;

if (typeof(optimizely) != "undefined" &&

 optimizely.variationMap.hasOwnProperty(experimentId)) {


 variationIndex = optimizely.variationMap[experimentId];

}

最後の式の右側は variationId を返し、このコードの実行後、variationIdは次のいずれかの値になります。

-1 // Optimizely はまだロードされていないか、この実験はこのページでアク ティブではありません

0 // この実験は実行中であり、訪問者には元のページが表示されています

1 // この実験は実行中であり、訪問者には最初のバリエーションが表示され ています

2 // その他

optimizely.variationNamesMap

このオブジェクトは、特定のページ上のアクティブな各実験 ID を現在実行中のバリ エーションのタイトルにマップする点を除いて、optimizely.variationMap とまったく同じように動作します。

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